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2004年印象に残った本

2004年印象に残った本

① 坂口安吾『火』
② 川端康成『浅草紅団』
③ 谷崎潤一郎『鍵』

事実はそうではないのだが、この一年、谷崎ばかり読み直していたような感慨が残った。体調最悪の時などに『瘋癲老人日記』の「死ヌ、死ヌ」という文字面を読んでいると妙なシンクロニシティにとらわれて、気味が悪くなる日々もたしかにあった。

新刊ニュース 2005.1

 

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