更新日記2002.01.08

持ち主につづいてパソコンが入院してしまい、更新まで長いインターバルがあいた。ついに年を越してしまったわけだ。パソコンの入院も時間をくわれる点では、持ち主の病状とまったく変わりない。じつに２００１年という年はすばらしい日々(!)をわたしにプレゼントしてくれたものだ。

ホームページのファイルも全部ぶっ壊れていたと思いこんだんであるが、作業中にかんたんに復元できることに気づいた。その由アドバイスしてくれた人もいた。けれども理論的にではなく体験的に体得したのが自分でも大きいと思える。自慢できることじゃありませんけどね。

思いきった模様替えなどができていい機会であったとプラス思考することにしよう。
さて正月映画で何がいいかといえば、そりゃ『ヴィドック』でしょう。怪人vs名探偵という昔ながらの大衆小説的要諦をふまえた基本設定がいい。加えて、語り口の妙、ヴィジュアル効果、ゲーム感覚、美術&衣装スタッフの充実と、映画的楽しみの要素がそろっている。話題は、何といってもデジタルカメラによるカット割りの斬新さだろう。ハリウッド製の大味なアクションに物足りなさを感じていた人の渇望をみたしてくれる。

年が明けてしまって、なにか年頭のご挨拶でも書かなければいけない案配であるが、間の抜けたことに、それらしき抱負とか決意とかは出てこない。これは例年ともそうなんだから、病後だからといってとくに無理して頑張ることもないだろう。何やかやで年内に仕上げる予定だった小説の初稿も中途半端なかたちで持ち越しになってしまっている。これが気になって気になって、自分だけのカレンダーはまだ旧来のページのままだ。

今回の更新は連載の七回とクラス・リポートの12月8日分。
他にもいろいろとリニューアルされているページがあります。