柳沢きみお『女だらけ』
『少年ジャンプ』連載の『女だらけ』。特別の傑作というわけではないが、読みつづけていた愛好の一本。
この野崎家は、両親なしの六人姉弟から成る。上から一子、二子、三子、双子の四子と五子、そして末弟の六助。一人だけの男の子は、姉たちからペットのように可愛がられたり、さんざんに玩具にされたり……。
1974年か75年の『少年ジャンプ』から。野崎家の末弟、六助。ある時期、まぎれもなく自画像を投影していたのであった。
ペンネームの由来はここに発する。助平で甘えん坊で意志薄弱。
一時的なレンタルのはずだったけれど、ついに一生の影法師となってしまった。
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