更新日記2014.07.22
サマセット・モームの『Great Modern Reading』1943 を、0.01ドルで購入。送料ともで3000円くらい。注文から二週間ほどで届いた。
なぜモームなのかは、ピリニャークの翻訳を探していて、『世界文学100選』(『世界100物語』)に当たった。仔細は省略。選択眼はともかく、モームの短編小説論は、いろいろな意味で面白い。『Great Modern Reading』は、その数年後に編まれた。英米に限定した作品選。
目次をみわたすと、詩と短編小説が並び、英米文学の(ひと昔前の)教科書みたいだ。サキもジョン・コリアも、ちゃんと入っている。興味があったのは、モームのミステリ観だった。
けれども、選ばれているのは、バークリー「偶然の審判」、カー「見知らぬ部屋の犯罪」、ハメット「スペイドという男」。たくさん読みあさったうえでの選定ではなさそうだ。自慢できるような「買い物」ではなかったか。
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