更新日誌2008.10.16
ある映画を観て。
何か書きとめておきたいほど心に残るという体験とはいったい何なのだろうか。
後年になって、その書きとめておいたことに暗示されるような出来事が訪れる。
それは結局、自らの予言に捕らわれていくことではないのか……。
64年版『殺人者たち』を四十年ぶりに、ビデオで観た。
リー・マーヴィンの、というか。監督ドン・シーゲルの、というか。アンジー・ディキンソンの、というか。ジョン・カサヴェテスの、というか。それらの複合体。
元大統領ロナルド・レーガン最後の出演作でもある。あらためて観ても大根役者。
やはり傑作だ。当時の感想は変わらない。
いつ、どんな状況で観たのか。すべて忘れてしまったが、とにかく。
勘違いがひとつ。ナンシー・ウィルソンの「Too Little Time」が流れたのは、エンド・ロールではなくて、劇中でだった。
さるサイトでタイトルを追っかけてDLしたら、同じヘミングウェイ原作『殺人者たち』でも、46年版だった。こちらは、ファイルを保存したきり、まだ観ていない。64年版も見つけたのだけれど、すでにデータが期限切れで、不完全DLしかできなかった。
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