更新日記2005.01.24
2005年01月24日 クリストファー・プリースト『魔法』を読んだぞ
興奮しました。
まあ、詳しくはどこか別の場所で。
真ん中すぎて、何だ「アレ」の話なのかと気づかせるところからぶっ
とびのマジック物語になる。
このパーツの二人称の使い方にはびっくりした。あなたはわたし。わ
たしはあなた。恋は盲目なんて、よくも抜け抜けというもんだ。たんに
語り手をシャッフルするだけの技法では及びもつかない深みに引きず
りこまれる。それだけに第六部の9の絵解きに満足できなかった。期
待とは外れて、かなりこじんまりと図式的だと感じた。
訳者あとがきによれば、翻訳に使ったのは、ここを改稿した第二版
だそうな。とすると、改稿がまだ不充分だったということか。第三版まであるというから、そちらのほうを読みたかったと思った。――と、それがいいたいだけの記事で、『魔法』を未読の人にはかぎりなく無意味の失礼。
この種の二重三重のドグラグラグラ小説の進化ヴァージョンというのは、しつこく作者の頭に湧き出ては消えていくもんなんだろう。
まあ、詳しくはどこか別の場所で。
真ん中すぎて、何だ「アレ」の話なのかと気づかせるところからぶっ
とびのマジック物語になる。
このパーツの二人称の使い方にはびっくりした。あなたはわたし。わ
たしはあなた。恋は盲目なんて、よくも抜け抜けというもんだ。たんに
語り手をシャッフルするだけの技法では及びもつかない深みに引きず
りこまれる。それだけに第六部の9の絵解きに満足できなかった。期
待とは外れて、かなりこじんまりと図式的だと感じた。
訳者あとがきによれば、翻訳に使ったのは、ここを改稿した第二版
だそうな。とすると、改稿がまだ不充分だったということか。第三版まであるというから、そちらのほうを読みたかったと思った。――と、それがいいたいだけの記事で、『魔法』を未読の人にはかぎりなく無意味の失礼。
この種の二重三重のドグラグラグラ小説の進化ヴァージョンというのは、しつこく作者の頭に湧き出ては消えていくもんなんだろう。
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