更新日記2004.08.15
懸案であった(?)マカヴェイエフ映画論をようやくアップすることができる。雑誌のページをそのままスキャンしたファイルもつくったが、あまり読みやすくないので、今回は見合わせる。
スキャンしたデータをテキストにし、さらにPDF化した。
最初の文書データを校正するのに、凄まじい手間がかかった。いちばん苦労したのは、濁音と半濁音の判別だ。テキストの画面では、これがほとんどいっしょ に見える。とくに「パ」と「バ」が多かった。テキストでは見落とすが、PDFにするとはっきりわかる。「再び」が「再ぴ」になっていたりする。ワープロの 打ちこみミス、変換ミスとかではなく、OCRの認識ミスという機械の領域なので、こちらの意表をつくような事態が生じるわけだ。
フリーのPDF作成ソフトを使ってみた。出来上がりはまだ不本意なところもあるが、まあ、とりあえずはこれでいってみる。修正はいろいろ試みたけれど、やはり初心者レベルだ。
短い原稿でいろいろ試してみたけれど、やたらに時間を食うので困った。夢食いのバクには取り柄もあるだろう。しかし時間食いのコンピュータには、それだけのメリットがあるのかね。
テキスト・エディタと作成ソフトの相性もあるのかもしれない。ライトウェイテキストをPDF化すると、( )カッコだけ位置がずれるので参った。これは ( )を使わないことで対処するしかなかった。あと英数字もおかしな位置にずれる(これは直せなかった)。英数字が重なっているところが、二ヵ所あるが、 そのままになっている。
今回は、マカヴェイエフ映画論ともう一点、試作してみた。PDFファイルをひらけない環境の方はご容赦を。
創作セミナーのページにたまっているファイルのほとんどを「野崎六助ブログ」に移行した。せっかくつくったのだから、ブログも独自に運営していこう。――と発奮したのだが。
いや、これもまたまた時間のかかること。
カンタン、オテガル。と推薦したのはどこのどいつだ。
カンタンというのは、タグを打ちこんでHTMLをつくることに比べれば……の話みたいだ。つまり、当方のようにもっぱらホームページ作成ソフトに頼って HPを作成してきた者にとっては、比較はあまり意味をなさないわけである。あまりどころか、かえって使い勝手はよろしくない。どうしても、ホームページ作 成ソフトでの作業と比べてしまう。
作業がウェブ上を介してなので、小まめに訂正したり編集したりするには、圧倒的に不利だ。インプットしたデータはすいすいとページに反映されていく。掲 示板のハンディさとホームページの質感と。ウリはそんなところだろう。しかしこれって使用者の至便よりも、ブログ運用メーカー本位のシステムではないの か?
となると、要編集の面倒なデータばかり送っている当方のブログ・メーカー選択ミスなのかもしれない。
細かい修正箇所があるたびに、編集画面のURLを呼び出すという作業の流れになる。と、これがなかなかつながらないのだ。全般的にブログ・ページはアク セスに時間がかかる。画像データ待ちの状態はしょっちゅうだ。まるでブロードバンド以前のISDN期に逆行したみたいに延々とつながらないのだ。人間は いったん進化した状態の逆回りには耐えられない。結局、不通つづきで修正をあきらめてしまったファイルが一個ある。
あとあとどうなることやら。
掲示板と違ってガード機能がないのもうっとうしい。だれでも侵入してカキコし放題なのだ。もちろん管理者による削除は可能だけれど、面倒さを考えるとそれだけで憂鬱になる。
まあ、これをホームページ刷新のプラス契機になることを念じていこう。
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