更新日記2003.08.01
ディレクターズ・カットは今回の分で終了する。完結という意味ではぜんぜんない。活字版とは性格がちがう。下書きデータにあったものを公開しただけだ。
構想段階でのプロット腹案が見つかったので、これは次回にでもアップしよう。プランとじっさいの出来上がりの差異は、当たり前のことに、ずいぶんなもの がある。うまく定着できなかった部分というのは、まだ未踏の課題として自分のなかに潜りこんで眠りをむさぼっているのだろう。それを忘れて放置しないため にも、ここに掲げておこう。
ついでだから、この小説に関してのインタビューも、これは長いので、いくつかに分けて配信することに決めた。まあ、予告です。
e-novelsのリレー短編「黄昏ホテル」シリーズの順番がまわってくるのは、まだずっと先だけれど、ぼちぼち用意にかかろうと思う。なにしろ、小説の「肉体」を培養するのに、いつもずいぶんとテマヒマがかかっている。人並みよりもずっと遅いみたいなので――。
ヘレン・マクロイ『暗い鏡の中へ』を私立探偵小説タッチでやってみたい。とかいっても、何のことか通じないだろうな。自分でももやもやとしか理解できていない。鏡を使ってお手軽にやっても陳腐になるのは目に見えているから少し緊張する。
ついでに短編の構想ストックをつくってみようかとも思ったりして。短編のみでなく、短編連作も。
あまりその方面は努力したことがなかった。小説家野崎六助はまだ未開拓・未知数だ。少なくとも自分にとっては。
構想がすんなりと進んで完成作ができてしまったら、このページにアップしてみるか。ヴーチャル版をつくってもあまりメリットはないのだけれど。と、これも、予告。
未知は自分の過去という題材に関してもいえる。書くべきでありながら書いていない、あるいは書けないまま放置している事柄。事柄じゃなくて、やはり題材か。ある種の思い出の断片か。まだまだ引きずっている子供のころのコアになる体験。
もしかしたらソレを書かなければいけないところに追いつめられるかもしれない。うんざりすることに……。
これは予告とはいえない(?)
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