e-Novels 作家と音楽アンケート
1:仕事中のBGM
今は無音状態。これが一年ほど。心境の変化か。
一年前は、ボブ・マーリーとローレン・ヒルの「ターン・ユア・ライツ・ダウン・ロウ」やボブ・マーリーとチャック・Dの「ブラック・サヴァイヴァル」やスノウの『クーラー・コンディションズ』や2PACの『グレーテスト・ヒッツ』やバッハのオルガン名曲集や『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』など、ごちゃごちゃ。
2:音楽の影響、あるいは音楽を意識して書くか
人生をとりかえしようもなく誤らせたのは、あの一曲だったかもしれない。エリック・ドルフィーとブッカー・リトルの「アグレッション」。
――とかいう文体は小林秀雄そのもので、かけらもアグレッシヴじゃないな。
作品ごとにテーマ、もしくはイメージ・ソングを決めている(いた)。ある作品はまるごとパブリック・エナミー、ある作品はじゃがたら、ある作品はU2。てな具合。
3:自分のテーマソング
ボブ・ディラン「悲しみは果てしなく」
あるいは、「キャラコのドレスをまとった蠍のすがたのスフィンクス」という一節。
4:演奏する楽器
ない。音楽変換コードがわたしのなかにはない。したがって音楽評論は書けない。
5:フェイバリット音楽家
オールタイム・フェイバリットはない。もっと歳を取ったら何を聴くんだろう。子供のころに親しんだ60年代ポップスに回帰していくんだろうか。
その他
分析しにくい事柄であるが、自分の文体はパンク・ロックだと思っている。「読みにくさ」を指摘されると、そう感じる。セックス・ピストルズじゃなくて、「遅れてきたパンク」マニック・ストリート・プリーチャーズはよく聴いていたけれど、直接オトが文体に反映するとかいう単純な問題ではない。
できれば今後、ポッブスやクラシックやスウィングのみならず、ド演歌の文体も書き分けられるようになってみたい。
ブルースならいつでも書ける。ブルースはもう要らない。
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