1995.7渋谷
左から、梁石日、平岡正明、鄭甲寿、山下洋輔の各氏とわたし。
某N賞が梁石日『夜を賭けて』を許容できないことによって、権威を失墜させた夜。
この夜の模様は、平岡さんの圧倒的な実況中継DJ「逸賞の夜八時三十分」によって生々しくうかがえる。ただし細部の描写に関しては、起こったことが正確に再現されていないところもある。平岡水滸伝にとっては必ずしも真実は事実と一致しないのである。
下
左から、金久美子、中村満、梁石日、小川真理生の各氏とわたし。
第一次の会場は宇田川町で、あと渋谷のほうぼうでトキの声があがり、最終的には六本木で明け方の解散になったことをかすかに憶えている。
とにかく逸賞を惜しんでも仕方がない。酒のサカナに笑い飛ばしてやれといった雰囲気に移っていった。
ショットにおさまった方のなかでは今は故人になってしまった人もいる。
これが一つの契機となったのか、「梁の会」なるイベントが時どき催されるようになって、新宿や市ヶ谷のあたりが騒然となる日々がもたらされた。劇団新宿梁山泊の紫テントのお披露目がひらかれたのも、その流れだったと思う。
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